
禁煙を始めるにはまず「喫煙によるストレス」を知っておいた方が良いです。
とくに「受動喫煙」です。「受動喫煙」は自分では気が付かないし気にもならないかもしれません。
ですが、自分の想像を遥かに超えた「迷惑」や「ストレス」を与えています。
あなたの喫煙によって周りがどれだけのストレスになっているかを知りましょう。
こんな感じの流れです
喫煙者による受動喫煙とは?
たばこの煙には3つの種類があるのをご存知ですか?
1つ目は喫煙者が吸い込む煙、「主流煙」です。
喫煙者はこの「主流煙」を吸い込むことによって「ニコチン」摂取しています。
2つ目はたばこの燃焼によって出る煙、「副流煙」です。
火のついたたばこから出ている白い煙のことで喫煙者でなくとも吸い込んでしまう煙です。
3つ目は喫煙者の吐き出す煙、「呼出煙」です。
喫煙者が「主流煙」を吸って吐き出したときの煙の事です。
「受動喫煙」とは喫煙者ではないのにこの「副流煙」と「呼出煙」を吸わされている事なんです。
主流煙と副流煙どっちが危険?
「主流煙」と「副流煙」ぶっちゃけどちらも有害物質は含まれています。
ただ、煙中の有害物質濃度でいったら「副流煙」の方が高いです。
「副流煙」は不完全燃焼しているたばこから発生するので「主流煙」よりも有害物質濃度が高いと言われています。
「主流煙」も同じたばこからの煙ですが、たばこのフィルターを通しているため、有害物質が「副流煙」よりも少なくなります。
喫煙者の周りだけが「副流煙」を吸っているわけではありません。喫煙者本人も「副流煙」を吸っていることになります。
たばこの煙って臭いですよね、それが「副流煙」です。
目に見えないたばこの煙もある
部屋でたばこを吸うと部屋が薄っすらと煙が充満して煙たいですよね。
その部屋に見える煙、実は10%ほどしかないんです。残りは90%ほどのガスって知った時は衝撃でしたね、、、
たばこの煙が見えないのに煙のニオイがする、周りを見渡してみるとたばこを吸っている人がいたなんて経験はありませんか?
それ、先ほど言ったガスですよ、、、
たばこを一本吸う事でかなりの空気を汚しているんです。もっともたばこを吸っていた時はそんなこと思いもしていませんでしたけど。
たばこを吸い終わった後も有害物質をばらまいている
赤ちゃんが生まれて「ちょっと外でたばこを吸ってくる」なんてよく聞く話ですよね。
たばこの煙を部屋に充満させないための配慮です。でも、ちょっと待ってください。
実はたばこを吸い終わった後のその息からも有害物質は出ているんです!
不完全燃焼のたばこからは「一酸化炭素」が発生します。そう、火事の時の煙にも含まれているあの「一酸化炭素」です。
たばこを吸い終わった喫煙者が呼吸をするだけで「一酸化炭素発生装置」と化すのです。しかもこれは、たばこを吸い終わってからおよそ8時間の間続くと言われています。
8時間?そんなに経たずとも次の一本を吸ってしまいますよね。
喫煙者はたばこを吸っている時、「副流煙」「呼出煙」を生み出し、たばこを吸い終わってもなお「一酸化炭素」を発生させてしまっているのです。
この現実に早く気付くべきです!
受動喫煙をさせないための禁煙
禁煙は様々なメリットがあります。
それは自分の事だけではなく、周りの人たちにも大きなメリットととも言えますね。
どうしても自分の事だと「まあ、いっか」と思う事も、周りの人たちの事を考えてみると真剣に禁煙と向き合うことができるかもしれませんね。
特に夫、妻、子どもがいる人なんかは近くにいる大切な人の事を考えてみてください。
少し考え方が変わりますよ。
変えるのはこの少しの考え方だけでいいんです。
それだけで禁煙に対しての思いが変わっていくんですから。